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本題の前に
私は毎週会社でマーケティングやロジカルシンキングの研修をマンツーマンで受けているんですね。(社長直々に教えてもらってます。贅沢……)で、その時に考えたことを残していきたい&発信したいと思いこの記事を書いています。
ちなみに個人の意見なので会社とは一切関係ありません的なあれを書いておきます。
で、今回の記事なんですが先日の研修で「ゴールデンボンバーをマーケティングの4Pで分解してみる」というテーマについて社長とディスカッションしたので、ブログにまとめてみようかなと。良かったらお付き合いください。また明日からはキラキラした感じに戻ります。
※マーケティングの4Pとは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つの要素のことです。で、この4つの要素からマーケティング活動を考察するフレームワークとして使っています。
ゴールデンボンバーとは
「ヴィジュアル系エアバンド」と呼ばれるバンド。4人組です。歌はボーカルが歌っているものの、ギター、ベース、ドラムは全てエアで当て振りをしていたり(演奏はプロがやっているとか)ダンスパフォーマンスをしています。直近だと横浜アリーナをワンマンで埋めたり、とても勢いが感じられるバンドです。たまたまFacebookでミュージックビデオを見て以来、とても気になっています。
1.製品(Product)
製品ではなくて、バンドとしての特徴に置き換えて考えました。なんといっても「エアバンド」が最大の特徴ですよね。いろんなヴィジュアル系バンドを見てきたオバンギャですが、「演奏しない」という選択をとったのはこのバンドだけなんじゃないでしょうか。
そしてこのバンドはとにかくライブの楽しさ!が特徴だと思っています。
ライブまだ行ったことないけど。
推測するに、
--
演奏しない
↓
手が空く
↓
かなり踊れる
↓
踊りやパフォーマンスでライブが盛り上がる
↓
ライブの一体感へ
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というような感じで、楽器を引かない選択肢を取ったかわりに、ライブへの一体感へ繋がっていると考えています。
音源を聴くというので終わりじゃなくて(もちろんそういう楽しみ方もあり)
ライブに行って、あの一体感を作り上げて一緒に感じることがゴールデンボンバーの最大の特徴というか武器なのでは、と感じました。
2.価格(Price)
ヴィジュアル系バンドなのに安くない?!輸入盤を出して2000円代だったり、3曲入りのシングルが1000円くらいだったりと、オバンギャ的にいい時代になったなと思いました。それはさておき、なぜお手頃価格なのかなーと考えた時に浮かんだのが客層。
中高生がファンの中心なんじゃないでしょうか。
お小遣いを貯めたり、バイト代を頑張って稼いでもライブであっという間に消えてしまいます。
ライブ行くのには
・交通費
・チケット代
・ドリンク代
・お茶代
・ロッカー代
・グッズ代
などなどとにかくお金がかかる。それはそれはお金がかかりました。
高校の時は頑張ってやりくりしてたなーと思います。
その上でCD買おうってなったときに、高いと躊躇ってしまいますよね。
こんなときに比較的安価で出してると、購買につながるのではないかと思いました。
3.流通(Place)
ゴールデンボンバーの流通はインディーズと、ネット配信(iTunes Store、着うた配信など)です。
iTunes Storeで検索した時に、ほぼほぼ取り扱っているのではないかと思う充実度に驚いたんですが、
これは海外ファンのためもあるんじゃないかと考えました。
ヴィジュアル系バンドの海外ファンは一定数いますが、彼ら彼女らはなかなかCDを手に入れるのが難しいはずです。
ネット配信によって場所関係なくファンが購入しやすい流通を選んでいるのではと思います。
4.プロモーション(Promotion)
ゴールデンボンバーの何がうまいってプロモーションではないかと。まず、YouTubeでオフィシャルアカウントがミュージックビデオをフル配信しているんですね。
ヴィジュアル系バンドを知るってライブハウスのイベントでたまたま見たり、友だちに教えてもらったり、売れているバンドだったらテレビやラジオで聴いたりというのがあると思いますが、そもそもヴィジュアル系が好きじゃないとそういった接点って生まれないと思うんです。
そこをミュージックビデオをフル配信することによって、「おもしろ動画」的なところからゴールデンボンバーのことを知ったり、それをシェアしてさらに……という流れが期待できます。
YouTubeに載せているミュージックビデオには必ず新譜やツアー情報が載っていて、興味を持った人の次のアクションを起こすためのきっかけもあるのが素晴らしいなと思います。
そして、dwango.jpでは着うたを12ヶ月連続で配信して話題になったり、
ドラムの人が野球の始球式(入団テストを兼ねる)に出て茶番ryではなくて、あるアクシデントによってナタリーに掲載されそれがさらにネット上で広まって行ったり…
大手ニュースサイトに載せてもらおうと思って載せてもらえるものではないですが
既存のある程度完成されたプラットフォームを利用して、「これ面白いから見なよ!」と思わずシェアしたくなってしまうきっかけを作るのがうまいなーと。
ゴールデンボンバーをいわゆるバンギャ以外の人にも伝えて、
ファンを維持しつつ広げていっているのかなと思いました。
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はやくゴールデンボンバーのライブに行きたい。